失敗しない土地選びのために気をつけることとは?

お家を建てるときに必ず必要となる土地探し。
夢のマイホームを実現するためには、まずは土地選びが肝心です。
でも、どんな土地を選んでいいのか迷いますよね。
そそこで、今回は土地探しの注意点や選び方のポイントについてご紹介いたします。
希望の優先事項をまとめる
まずは、自分たちが希望する土地の条件を洗いざらい書き出してみましょう。
例えば、
・南向きにリビングが取れる
・学校が遠くない
・ショピングセンターが近い
・大通りに面していない(うるさくない)
など
もちろん、100%希望の条件に合う土地を見つけることは難しいため、1位〜3位くらいまで優先事項決めたら、後はインターネットで検索したり、不動産会社に相談したりしてみましょう。
土地探しで注意すること

用途地域
土地は都市計画法により、住居系・商業系・工業系に区分されます。
用途地域によって、建物の種類や高さの制限、建ぺい率や容積率といった建物の基準が異なるため注意が必要です。
用途地域を知らず、静かで長めのいい場所にお家を建てられたと思っていた矢先に、目の前に大きなパチンコ店ができて、騒音や日照不足に悩まされるということにならないように注意しましょう。
建ぺい率
建ぺい率とは、敷地面積(建物を建てる土地の面積)に対する建築面積(建物を真上から見たときの面積)の割合」のことを指します。
建ぺい率の基準は土地によって異なるため、広い土地だからといって建物も際限なく大きくできるわけではありません。
事前に建ぺい率を確認して、自分たちが建てる建物の大きさが確保できるのか確認するようにしましょう。
容積率
建ぺい率だけを注意すればいいわけではありません。
もう一つ大切なのが容積率です。
容積率とは、敷地面積に対する「延べ床面積」の割合のことです。
延べ床面積とは、それぞれの階の床面積を足したものを言います。
例えば、敷地面積100㎡、容積率70%が上限の土地では、延べ床面積70㎡までの建物が建てられることになります。
容積率も土地ごとに上限がありますが、前面道路幅が12m以下の場合は、住居系の地域であれば、「道路幅×0.4×100」と「指定の容積率」のどちらか小さい方が適用されます。
建ぺい率と容積率以外にも土地によっては制限があることもあるため、気になる土地があればどのような制限があるか入念に確認することが大切です。
土地選びのポイント

敷地調査と役所調査
気に入った土地があったら実際に訪れて敷地調査(現地調査)を行いましょう。
もし道路から少し敷地が盛り上がっているなどあれば、家を建てられるように土地をきれいに整地する必要があります。
もちろん、そのためには費用が発生するため敷地調査で問題がないか確認しましょう。
役所調査とは、前面道路の幅員や水道管が入っているか、建築法規などについてです。
水道管が通っていない場合は水道管を通すための付帯工事などを行う必要があり、工事の費用が発生します。
付帯工事が増えると全体の予算も変わってくるため、役所調査で事前にどんな条件の土地7日把握しておきましょう。
変則的な土地を狙ってみる
一般的に細長いなど変則的な土地に家を建てる人は少ないですが、変則的な土地は相対的に費用が安いことが多いです。
地元の工務店や腕の立つ設計士であれば、細長い土地を上手く活用できるなどアイデアをもっているところも多く、狙い目であることもあります。
土地の形が変則的でも土地の費用を抑えることができれば、余った予算を建物に回すことができるなどメリットもあります。
変則的な土地だからといって切り捨てるのではなく、他の希望条件を満たしているようであれば、選択肢として残しておいてもいいでしょう。
建築条件付きの土地
建築条件付きの土地とは、建築する会社が決まっている土地のことを言います。
売主としては土地と建物の両方で利益を見込めるため、土地価格を建築条件のない土地に比べて割安に設定しているケースが多いです。
建物や建築会社に特にこだわりなどがない場合は、土地の価格をおさえることもできるため建築条件付きの土地はオススメです。
忘れてはいけないハザードマップ
近年増えている自然災害に備えるために、ハザードマップの確認は大切です。
過去に例のない台風や大雨などにより、今まで氾濫したことのない河川の氾濫も増えています。
自治体が出しているハザードマップを事前に確認し、地震などが原因で起こる「液状化」や「洪水浸水想定区域」などをしっかり確認するようにしましょう。
いざというときのために備えて「指定緊急避難場所」や、そこに至るまでの経路を前もって確認しておくことも大切です。
夢のマイホームの一歩となる土地探し。
希望の条件に合う土地を見つけるのは中々難しいですが、ぜひ今回の記事を土地探しの参考にしてみてください。