ツーバイフォー工法
つーばいふぉーこうほう
1830年代に北米で開発された木造の建築工法で、壁や床、天井などの「面」で建物を支えるのが特徴です。
正式には「木造枠組壁構法」といい、ツーバイフォーはこのうちの一つの工法です。
名前の通り断面材のサイズが約2インチ×4インチなどの木材を使用し、頑強な六面体構造を形成する工法です。
1インチ辺り約2.54cmなので、ツーバイフォーの角材は縦5.08cm横10.16cmのサイズになります。
剛性の高い床版や壁版などを組んでできる強固な六面体構造のツーバイフォー工法は地震や台風などの外力を1点に集中させず、バランスよく分散させて建物の変形や崩壊を防ぎます。
また、機密性も高く、優れた耐火性、省エネルギー性、遮音性、断熱性を兼ね備えているので少ないエネルギーで、魔法びんのように室内を快適な状態のまま維持することが可能になるため、光熱費を抑えたエコな住宅であると言えます。
しかし、気密性や断熱性が優れているため、外との温度差が大きくなるため結露が生じやすくなり、カビやダニが発生しやすい環境となるので結露対策が必要と言えます。